京都国立博物館「茶の湯」展
11月26日(土)、京都国立博物館「茶の湯」展に行きました。
京博と言えば、入って右手にあるレンガ造りの建物の壮大さとその建築美に足をとめます。これは明治期に建てられ帝国京都博物館として開館した当初の建物です。
重要文化財に指定されています。(今は展示は行っていません)
3階から1階へ降りていくという順路で館内を巡ります。
館内は重要文化財の数々が展示され、所蔵も畠山記念館、根津美術館、徳川美術館、三井記念美術館など全国から集められた茶道具が展示されており、「まあ、ケガもなく遠路はるばるよくお越しに」と心の中で声をかけ、その道中や展示の準備の様もいかばかりか、とその大変さを慮ってしまいました。
ガラスの向こうに、あるいはケースの中にあり、まるで静寂の中にある茶碗ですが、かつてその茶碗をめぐって秀吉、三好長慶、利休など歴史に名だたる人物が様々な物語を繰り広げたのだと考えると、物言わぬ茶碗から歴史の息吹を感じます。
何百年も昔にこの茶道具を手にしたのですね。
「伊賀塁座水指 破袋」「大井戸茶碗 筒井筒」の前には長くいたなぁ。
「茶経」「喫茶養生記」「山上宗二記」などもあり見どころ満載の展示でした。
また、呈茶席も設けられており、こちらは週ごとに流派が替わるのですが、裏千家さんのお席に入らせていただきました。
立礼でのお点前を拝見し、いただいたお茶とお菓子は大変おいしく、これは本当に驚きました!
お茶碗もとても素敵なものでした。
茶道、日本文化・・・歴史があり奥深いです。
では帰ります。噴水やブロンズ像もあります。
こちらは、お茶席でのお土産にいただいたもの。
京博マスコットのトラリン。老松さん製です。
中の餡がとっても美味しかったです。